<空想科学祭2009>レビュー/感想掲示板



[125] 「イシスの記憶 2」葛城 炯 Name:空想科学祭2009 Date:2009/09/15(火) 04:27 [ 返信 ]
【題名】イシスの記憶 2
【あらすじ】宇宙移民船カルネアデスを統括するイシスの記憶
【名前】葛城 炯
【URL】http://ncode.syosetu.com/n9831h/

※「イシスの記憶」「イシスの記憶 2〜5」は連作のため、投票アンケートは共同となっています。



[130] RE:「イシスの記憶 2」葛城 炯 Name:尚文産商堂 Date:2009/09/15(火) 13:20
人は人らしく、ロボット(若しくはアンドロイド)はロボット(またはアンドロイド)らしくという事とは関係なく、人と交流していた記憶をとどめ、人に近付いているような気がします。人とは何か、ロボットとは何かという垣根を越え、人もロボットも"生きている"と思わせる作品だと思います。

[188] イシス観察日記 Name:栖坂月 Date:2009/09/23(水) 19:53
私は少々『彼女』を見くびっていたようです。
1を読んで、彼女の振る舞いは確かに優しく、アンドロイドを相手にするには人間臭いと感じましたが、それはあくまで彼女のワガママであろうと思っていました。相手にも自分に近付いて欲しい、対等に話のできるパートナーであって欲しいという、願望であろうと感じたのです。
しかしこの2を読んで、かなり印象が変わりました。
彼女は自分好みの植物だけを育てて悦に入っているような人物ではなく、もっと貪欲に何かを生み出そうとしているのではないか、そんな風に思えました。それは人と呼べるだけの存在なのか、それとも『魂』とすら言える存在なのか、その辺りはハッキリとわかりません。それともあるいは、心の種を蒔いて、その様子を観察していたのではないかなどと、ずいぶん意地の悪い想像までしてしまいました。どこに真意があるのか、彼女の言葉が聞けない現状では確かめようもありません。
いずれにせよ、興味が増したのは事実です。正直、3が楽しみになりました。


[208] 息が長く続きそうな気配 Name:かーみゅん7号 Date:2009/09/26(土) 12:20
今の時点で3までご執筆されているみたいですが、1に続き2を拝読しました。
読後に思ったのは、続きが読みたいなぁと思えた事です。機械と人間の交流を表現した作品はどこでもありますが、こちらの作品でもそう。坦々と事の経過を辿られているというだけなのに、硬い・難い印象を与えませんね。ずっと話は半永遠に続いていきそうですが、寿命のある人間がいる以上、それは不可能なのかもしれません。それを考えてしまい、どこか寂しさを感じます。

3もまた読みたいと思います。それでは。


[303] 感想 Name:中瀬美嘉 Date:2009/10/12(月) 07:38
 連作の2作目も、流れるような文章の印象的な作品である。やはり書き慣れていることをまじまじと見せつけられる。
 専門用語が多く、パッと情景が浮かびにくいところがあるのはある程度諦めるしかない。雰囲気に浸り、いっそのこと細かいことは抜きに楽しむに徹するという方法がよいのかも知れない。
 読み進めていくうちに、イシスがどんどん人間に見えてくる。AIが発達すれば、いずれこのように音声で人間同様会話するアンドロイドが存在するようになるのだろうか。


[455] RE:「イシスの記憶 2」葛城 炯 Name:鳥野 新 Date:2009/10/24(土) 09:46
蜂蜜を採取するときの無駄な重装備を「彼女も仲間が欲しかったのだろうと思う」と述懐させたり、とても細やかな表現が読んでいる私にイシスと植物学者の彼女の心のつながりをしっとりと浸透させていってくれました。
と、思うと「トウリョウ」が姉さんと呼んだりするコミカルな部分もあり。白い絹の上に花びらが載って彩を添えているような読後感でした。


[497] RE:「イシスの記憶 2」葛城 炯 Name:右野前条 Date:2009/10/25(日) 13:54
五作に分割する意味はあったのだろうか、というのが一つの疑問としてある。
というか、連作形式にするのであっても、其々が独立して読めるものでなくては分割すべきではない。
その点からすると、この「イシスの記憶2」単品では、あまり評価は出来ない。
間を埋めるエピソードを幾つか挿入し、中編あるいは長編として纏めたほうが、少なくとも読者には優しいように思える。

そして、SF的な部分について、気になる点が少々。
直径1000Kmの戦闘艦、というのは……準惑星のセレスを超えている。
地球の月でさえも直径3000km少々なのだが、承知の上でのスケールなのだろうか。

それに、この部分。この表現の差異は些か気になるところ。
>「へぇ。あんなに細長い船にね。...」
>スクリーンに映る情報は戦闘艦のデータを表示している。
>直径240kmの球形。戦闘艦としては中型。

魅力あるSF的なガジェットが次々に出てくるため、
つい気になって粗探しのような形となってしまったが、申し訳ない。
「イシスの記憶」と変わらず、全編に漂う静謐な雰囲気に浸らせて貰った。


[646] RE:「イシスの記憶 2」葛城 炯 Name:葛城 炯 HOME Date:2009/11/28(土) 21:15
 皆様、感想ありがとうございます。

 この『2』は当初は別の『カルネアデス1729−1414……』の話を考えていました。
 別の船の『イシスの』の物語を書くつもりでした。
 しかし、『1』に相当するような出来事がごろごろと転がっている訳が無く、思いついたのは難破、遭難、目的地が不適格等々……
 (『目的地が不適格』は4の下地となり、難破はこの『2』の基礎となりました)

 別筋として『彼女』とイシスの最後の会話に付随して『星系改造』を思いつき、そのための道具として「宇宙戦艦」が必要となり、ルナとアルテミスの登場となりました。

 結局、『1』のそのままの続編となってしまいました。
 もう少し早く思いついていたら『中編』として1作になっていたかも知れません。今となってはタイムマシンが欲しいと思う次第です。

 読んで頂きありがとうございました。


  


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