<空想科学祭2009>レビュー/感想掲示板



[222] 「シュセンド」あゆみかん Name:空想科学祭2009 Date:2009/09/29(火) 17:43 [ 返信 ]
【題名】シュセンド
【あらすじ】狙撃者はテレキネシス者。軌道を曲げて、弾丸は彼の意志通りに標的を貫く。犯行など予測不可能な闇のなかで、ひとりの少年が風に靡き都市を見下ろしている。無数の生活者が存在し、底に広がる風景は、上空を反映させた星図のようだ、光あるだけ生物がいる。

「あれらを全て金にかえてやる」……

 さて、此処からひとりのシュセンドの話を始めよう。彼を救い出すのは、クオリアか、友か、それとも。

【名前】あゆみかん
【URL】http://ncode.syosetu.com/n1187i/



[390] 懸命なシリアス Name:栖坂月 Date:2009/10/19(月) 14:32
極めて硬派な感じの出だしから、どのようなシリアスストーリーが展開されるのだろうと恐々読み進めていたのですが、色々な意味で裏をかかれたような印象を受けています。良くも悪くも、意外な方向性であったと記しておきます。
とはいえ、物語自体に大きな変動が見られたという感じではありません。比較的まとまりのある、テーマに則したものであったように思います。しかし何と言いますか、どうしてこうなってしまったのだろうかと思うような描写や展開に「あれ、これってシリアスだっけ?」と内心で思ってしまうことが多かったんですよね。特に中盤以降、まるでシリアス展開の連続に耐え切れなくなったみたいにコミカルな状況が増えたような印象で、この辺りは賛否の分かれる部分になろうかと思います。個人的には楽しませていただきましたが、アレだけ用意したシリアス空気をコミカル色に染めてしまって大丈夫なのだろうかと、いらぬ心配をしてしまいました。
ことラスト近辺、少しばかり片付けきれずにまとめてしまったのかなーと思えるような節もあり、純粋に良かった良かったと胸を撫で下ろすことができなかったのは、ちょっと残念に思いました。
今度はぜひ最初からコミカル路線を突っ走ってもらいたいなーと思うのは、私の個人的なワガママでしかありませんので、胸の内に仕舞っておきたいと思います。
色々と書きましたけど、楽しく最後まで読めたことは間違いありません。シリアス的にはもう少し終盤に大掛かりな見せ場があればなーと思いますが、コミカルな展開も含めて面白い話でした。しかし何より感じられたのは、コミカルな衝動を我慢しながらシリアスを描いているように見えたところでしょうかね。油断したら笑いに走ってしまいそう、みたいな感じがそこかしこに見受けられたように思います。そこがある意味、不思議な魅力になっているという側面もあるのやもしれません。
いずれにしても、独特の雰囲気はありましたね。


[541] RE:「シュセンド」あゆみかん Name:尚文産商堂 Date:2009/10/27(火) 16:07
読みだすと、一気に読み切りたくなる作品でした。次から次へと出てくるキャラ達に圧倒されました。シリアスな中にもくすっと来る話もあり、読了後、これからこの世界はどうなっていくのだろうかという心配もしたりしてしまいました。

[596] RE:「シュセンド」あゆみかん Name:鳥野 新 Date:2009/10/31(土) 12:11
 キャラクターは良い感じで、時々挿入されるコミカルな部分も好きでした。(個人的には手で持つと必ず「ルネッサ〜ンス」と言ってしまう薔薇の花がツボでした)ただ、残念なのは今ひとつ話の流れが良くわからなかったこと、読解力の無さかもしれませんがクオリアを追い求める真也の心境に共感できませんでした。もう少しテレキネスを使った真也の活躍があれば面白かったのに、と感じました。

[597] RE:「シュセンド」あゆみかん Name:招夏 Date:2009/10/31(土) 16:37
感想です

興味を引くタイトル、意味深な設定、個性的なキャラクターのイラスト、色々な意味で、興味津々で読ませていただきました。不思議な世界観、言葉遊びの妙……面白く読ませていただきました。まずは、大作の完成お疲れさまでした。

さて、少しばかり気になったところを……。

 一番気になったのは、行間がないと感じさせられた所です。例えば、

<カツラギだけが落下していなかった、落ちずに、入口付近で留まっていた。それもそのはず、成たちを落とした張本人だったからである

 このような行動についての根拠や、気持ちを説明する文が随所に散りばめられていて、分りやすいと言えばそうなのですが、親切に過ぎるというか、そんなこと言われなくても分ると言いたくなるというか、もう少し読者を信用して欲しいと思いました。行間を読ませる工夫をした方が良いのでは?思いました。

 またキャラクターは、それぞれ個性的に描かれていて面白かったのですが、主人公として物語をぐいぐい引っ張る人がいないと感じました。主人公真也の前進する動機があやふや過ぎる所が問題なのかなーと思います。結果として、クオリアがあんなにひどい人?生き物?だったことで、その感じが決定的になった気がしました。お笑い……だったの?と途中で呆然したことも記しておきます。

 あゆみかんさんは、アイデア豊富で言葉遊びがとても上手なので、それらを生かして、もっとコミカルなテーマに取り組むとハマるのではないかと思いました。


[603] 感想 Name:秋は戻り鰹2−9 Date:2009/10/31(土) 20:21
コミカルで軽いが、独特の世界を持つお嬢さんの作品。ところが、今度はシリアス路線を狙ったらしい。挑戦としては面白いが、それもお笑いを持ち出すまでだった。その後は最初のレビュアーが、実に的確に書いている。まったくその通りだと思う。
人物の書き込みも造形的であり内省面への踏み込みは浅い。これは軽い読み物なら構わないが、多角的な人物を登場させると、どうしても弱点となる。
持ち味を生かすのなら生かす、斬るのなら斬る。その試みの意気は良し、だろうが、中途半端に終わるのは少し残念だったと記す。


[629] RE:「シュセンド」あゆみかん Name:羽村奈留 HOME Date:2009/11/08(日) 14:32
テレキネス追尾。74,065文字数分の弾丸を動体視力で捉えながら読ませて頂きました。

……それはただの鋼鉄でできた一輪の赤い薔薇の花で、手で持つと必ず「ルネッサ?ンス」と言ってしまう効果をもたらし制限ない幸せを呼ぶという、かなりの胡散臭い代物だった。
羽村としては、笑いながらいろいろとツッコミを入れたいのですけど、シリアス推理の部分がある物語で雰囲気を壊したくないので、やめておきます。

・『パナショニック』普通の熱線銃だが電池式。軽量で女性向きだが電池式。何が言いたいかというと電池式。ソーラーにも対応している。
羽村は、ECOを感じました。やっぱり自然に優しいのがいいですよね。(しみじみ)

ここで一気に感想の色が変わりますけど。

謝って許される事と、許されない事があります。
人はなぜ過去・現代と変わらぬ過ちを犯し心を痛めるのか。
未来でもそれは繰り返されると物語りは示唆しているように感じました。
悲しい現実と、いずれ訪れる悲しい未来。
それでも登場人物は、身の回りの小さな幸せに喜びを感じて暮らし、成長していくんだなと思いました。

羽村的に言わせて頂くと、
「クオリア。クオリア。クオリア。――そして、クオリア」
です。
※不思議に思われる方は本分を参照して頂く事をお勧めします。

投稿お疲れ様でした。
今後も更なる発展とご活躍をお祈り申し上げます。



  


感想やレビューへの返信、11/1からはご自由にどうぞ。
皆様のレビューは、投票とともに各賞選考の対象とさせていただいております。
11/1以降のレビューは選考対象となりませんが、書き込み可能です。

無料レンタル掲示板・日記・ブログ WebSpace