<空想科学祭2009>レビュー/感想掲示板



[233] 「猫=宇宙人」栖坂月 Name:空想科学祭2009 Date:2009/10/01(木) 21:22 [ 返信 ]
【題名】猫=宇宙人
【あらすじ】昨日貼ったよ校内新聞。今日は暇だよ新聞部。そこで部長が言い出した。猫は宇宙人だ。
【名前】栖坂月
【URL】http://ncode.syosetu.com/n1345i/



[240] RE:「猫=宇宙人」栖坂月 Name:ラヒチ Date:2009/10/03(土) 17:38
なぜか表情筋の未発達=テレパシー説に納得してしまいました。わたしも一度猫の集会を目撃したことはありますが、いやはや、見事にビビりましたね。あの他者を寄せ付けない排他的な雰囲気、本当に変わった生き物です。それがペットとして流通しているなんて……。
猫好きの二人が猫についてひたすら話すお話。あっと驚くようなオチもなく、本当にただそれだけなのですが、文章が読みやすいのでついつい最後まで読んでしまいます。これは作者様が猫に対して愛情を込めて語っている作品、それ以外のなにものでもありません。猫好き、猫嫌い、つまり猫に何かしらの感情を持っている方には一読を奨めます。
ただひとつ言うと、やはり短編=ワンアイデアの構成ではパワー不足に陥るな、とは思いました。やはりひとつのアイデアで最後まで引っ張っていくと、視点がぶれない分難なく読み進めるのですが、インパクト・印象などが弱く感じられます。ひとつのアイデアを思いついたら、それを際だたせるために機能する複数の作品装置を上手いこと設置するといいのでしょうね…と最後に自分も出来ていないことを言って逃げましょうか。


[252] 猫大好きSFもね Name:秋は戻り鰹 Date:2009/10/04(日) 15:19
高名な覆面レビュアー(w)の後、しかも的確レビューの後なので引けるのだが。
猫とSFというと私はハインラインの「夏への扉」やエヴァに影響したコードウェイナー・スミス(人類補完機構の諸作)などを思い浮かべるし、犬より猫を愛するSF作家は非常に多いのでは、と思えるが、本作、そんなこととは全く関係のないお話である。
猫の集会は神社や河原の土手、公園の一角などでよくお目にかかるが、なるほど不気味と言えば不気味。しかし烏が群れている姿よりよほど人間臭く見てしまうのは、猫が我々の生活に近いところで堂々と生きているからだろう。
本作を読んで普段から思っていることを思い出す。人間とはまこと身勝手で自分中心なのは、犬にせよ猫にせよ人間と同じ喜怒哀楽で物事を捉え、果ては表情まで強引に解釈する、ということ。かく言う私はクサガメの寝ぼけている時のトボケタ表情が大好きだったりする。すまない、取り止めがなくなった。
まあ、SFと言えばSF、違うと言えば違う、不思議な作品ではある。


[261] RE:「猫=宇宙人」栖坂月 Name:尚文産商堂 Date:2009/10/04(日) 20:28
猫が宇宙人とか超能力者という、私なら思い浮かばない論点をSFにうまく混ぜていると思います。猫が時折見せる"表情"は、実はテレパシーで飛ばしているという説は、一般の科学者なら思いもつかないものだと思います。作品を読んで、しっかりとナゴナゴさせていただきました。

[309] RE:「猫=宇宙人」栖坂月 Name:あるれん Date:2009/10/12(月) 18:52
ねこと聞いて飛んできました。始終表情筋が全力稼動する楽しい作品でした。
こういう一発ネタ系の作品は簡単なようで難しい。ネタがキャッチーで面白くなければならない上、世界やガジェットで魅せることができず、トークに頼らねばならないからだ。
だいたいの作品は、ネタがよくてもトークの寒さで自滅する。或いはトークだけで、ネタが陳腐なものに終わっている。ではこの作品はどうか。
インパクトに足りない、とする指摘は間違ってはいないかもしれない。なるほど、オチは弱い。部室に実物の猫を一匹配置するだけで解消できたと、個人的には思うのだが……。
素晴らしい、と手放しの賛辞は送れない。猫好きの補正がかかっていることも認める。それでも抑えられないこのにやつきに、何だか負けたような気分になる。
奇妙な作品だ、と言って逃げておくことにする。ああ、猫大好き。

余談だが、SFで猫というと「敵は海賊」の化け猫アプロを思い出す。犬派の方はこの作品にどんな感想を持つのだろう……。


[349] 感想 Name:中瀬美嘉 Date:2009/10/17(土) 15:11
 猫にも犬にも殆ど興味はないが楽しく読ませていただいた。
 SFか、SFっぽい、いや、SFっぽくしてみたと言うべきか。
 二人の掛け合いがとてもリズミカルで最後まですっと読めた。ツンデレ女子と特に目立つところのない普通の男子という組み合わせはよく見かけるが、この作品の二人は生き生きしていて特にいい。頭の中でアニメ化した画像が浮き上がり、元気に土下座してみたり突っ込み入れたりしているのだ。全身で猫の怪しさを訴え続ける部長は読み進めていくうちに愛らしく思えてくる。
 やはり最後は弱いように思えるが、まあ二人の掛け合いだけでも読む価値はあるのではないだろうか。


[381] RE:「猫=宇宙人」栖坂月 Name:右野前条 Date:2009/10/19(月) 00:14
えす……えふ……?
いや、既に言われているように、二人の掛け合いと微妙な距離感にはニヤニヤが浮かぶのではあるが。
末尾の一行がどこまで意図してのものなのか、いまいち判断がつかない。
否定されたトンデモ理論が実は……という展開はよくあるところだが、であるなら、伏線が欲しいところではある。
たぶん、そう細かいことを考えずに猫への愛を楽しむ作品なのだろう。だったら猫が登場してほしい気もするけれど。
まあ、確かに難しい。


[638] ありがとうございました Name:栖坂月 Date:2009/11/18(水) 12:13
私は今回五作も上げてしまったのですが、その中で最も寄せられた感想に対して感謝、あるいは陳謝したいと思っているのがこの作品です。
このような作品に対して丁寧な感想をいただきまして、本当にありがとうございました。
この作品は企画が始まってから急遽追加された作品の一つで、予定していた作品ではありませんでした。皆さんの熱気に押されて、つい燃え上がってしまった勢いの中で生まれた作品の一つです。しかもその時に思い付いた最初のネタは書き上がった後にボツにしてしまい(こちらもコメディで、タイトルは最後の一屁というくだらないものでした。いずれ上げます)更に急遽を重ねてアイデアを形にしたものです。そのためか皆さんのご指摘通り、なごなごはできるが何だかよくわからないモノになってしまっております。時間がかなり限られていたこともあって、アイデア一つを練りこむことなく形にしてしまったことも反省点ですね。作品としてのパンチの弱さは言い訳のしようもありません。
勢いは大事です。特に私は波の来ない時に作品を書いても上手くいかないと自己分析していますので、こういった波の中で書けたことは良かったと思っていますが、それでもしっかりとした工夫のないところに満足のいく作品は生まれないのだということを改めて実感しました。作品自体はお気楽な感じですが、色々と自戒の多い作品になってしまったようです。まぁ、これもまた一つの良い経験であろうと割り切って、次の作品の糧にしたいと思います。
あ、ちなみに猫は大好きです。それが素直に滲み出てくれたことだけは、良い部分でした(笑)
また最後の解釈ですが、私としては珍しく投げっ放しです。一応、宇宙人ではないながらも何かしら猫は奇妙な組織を持っていて、彼はその操り人形と化している、程度の作者的な思惑――というか願望を抱いてはいます。宇宙だの未来だの、色々なことを模索して知りつつある人間ですが、結構身近なところにも謎って潜んでいるものなんですよね。その部分をもう少し押していたら、違った作品になっていたかもしれませんね。



  


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