<空想科学祭2009>レビュー/感想掲示板



[265] 「闇からの咆哮」針井 龍郎 Name:空想科学祭2009 Date:2009/10/04(日) 22:16 [ 返信 ]
【題名】闇からの咆哮
【あらすじ】
──度重なる科学技術の乱用。神の領域をも冒す遺伝子操作、その結末は悲惨なものだった。絶望の淵で人々の心は荒み、世界中に悪が満ち、巷には犯罪が溢れかえる。滅亡へと突き進む人類、果たしてそれは天命か──真の光を知らぬ男の前に、突如現れたひとりの少女。数奇な運命を背負う彼女と出会い、そして男は、世界に挑む……
【名前】針井 龍郎
【URL】http://ncode.syosetu.com/n1768i/



[372] RE:「闇からの咆哮」針井 龍郎 Name:俊衛門 Date:2009/10/18(日) 20:19
執筆お疲れ様です。なかなかにギリギリの投稿で、こちらの肝が冷えたところですが、間に合って良かったです。

さて、感想を。

単純な私には、世界観といい、シチュエーションといい、大好物です。説明臭いところもうまく小出しにしていて、すんなりとその世界に入って行ける感じです。ただ、後書きでも仰っているように、少しばかり駆け足だったのが残念。折角の設定が生かしきれていない感じがしました。生命倫理をストレートに問いかける話だっただけに、もうちょっと長く見たかった。
ただ、駆け足の描写なだけに、戦闘シーンはスピーディーに描かれており、見る者を飽きさせないものとなっています。サイボーグが絡むと戦闘物になってしまうのは、やはりアニメ的SFに慣れ親しんだものからすれば仕方ないこと。だが、それがいい。それこそがいい(笑)

個人的には、ルミナさんが好きです。強い女性はいつの世も憧れだなあ。


[389] RE:「闇からの咆哮」針井 龍郎 Name:招夏 Date:2009/10/19(月) 13:56
感想です

前半の乱闘シーンや、何かが始まるといったプロローグ的な場面は迫力があって、あっと言う間にお話の中にぐいっと引き込まれるようで、良かったと思います。

ただ、後半からが……時間が足りなかったのでしょうか?イノセンスの使い道とその存在意義、そこまでして確保しなければならない理由、そして、ルミナさんが命をかけてまでナミを守らなければならなかった理由が今ひとつピンときませんでした。そもそもルミナさんとナミの接点って何?という疑問もありますね。

「命の尊厳」という理由でならば、遺伝子を操った時点で、そんなものはこの世界から抹殺されているのではないかとも思いました。

 もう少し、ナミサイドのエピソードが入ると色々共感できたのかもしれませんね。色々書いちゃいましたが、設定は面白かったので、基本、楽しませていただきました。


[431] 感想 Name:中瀬美嘉 Date:2009/10/22(木) 15:22
 興味深い設定にスリリングな戦闘シーン。流石としか言いようのない流れるような言い回しにぐいぐいと引き込まれ、あっという間に読み終わる。が、消化不良すぎた。
 本人も自覚しているように、前半部分の丁寧さと後半の駆け足さにズレが生じすぎていること、説明不足すぎていること。最後の最後、何故あそこで終わってしまったのか。やはり締切の問題であろうか。ギリギリまで執筆したことには敬意を表するが、それによって大切なエピソードの大部分を削り過ぎた。
 キャラクターの一人一人が生き生きとしていて、まるでアニメを見ているような感覚に襲われた。動きや容姿による色使い、息づかい。上手い。上手いからこそ勿体ない。
 この話がもし10万字という文字制限ギリギリに拡張したとしたらもっと面白かったのではないか。コウキとコニカのコンビに心奪われた私としては、最後までキッチリ書ききった話も読んでみたいと心から思った。


[438] RE:「闇からの咆哮」針井 龍郎 Name:鳥野 新 Date:2009/10/22(木) 23:14
 最初は丁寧な描写でじっくり世界観を楽しめたのですが、そのためちょっと自分としてはテンポを感じない部分もありました。でも、読み進めていくうちにスピード感が上がってきてアクションを楽しめました。
 ルミナさんが命をかけて3人を守るシーン、あの前後は特に読み応えがありました。ただ、ラストに向かう部分はちょっと駆け足過ぎてあれよあれよと思う間に終わってしまったのが惜しいです。もっと一癖も二癖もある、一筋縄では行かない悪役と戦ったらもっと面白かったと思います。
 それにしてもエネルギー不足のため真っ暗になる時間をもつ世界という設定はとても興味深かったです。どっぷりとアクションSFを堪能しました。


[523] RE:「闇からの咆哮」針井 龍郎 Name:尚文産商堂 Date:2009/10/25(日) 20:36
遺伝子操作をしすぎた影響で、体自体が崩壊して生まれるという近未来の日本。そこまで悪化することはないかもしれませんが、現在でも遺伝子操作された作物などは出来ていることを考えても、本気でこの作品のようなことが起きても不思議ではないと背筋が多少寒くなるような気をしながら読ませていただきました。

[580] 散歩は景色を見ながらするべし Name:栖坂月 Date:2009/10/30(金) 10:19
皆さんも挙げていますが、とても勿体無い作品という印象が強いですね。
散歩するつもりで出かけたのに、何故か時間に追われて最後はジョギングになっちゃった、というような感じに見えました。展開の速度を意識的に変えるのは技術としてアリだと思いますし、むしろ効果的でしょうが、締め切りに追われる姿が作品から見えてしまうのはさすがにマズいと感じます。まぁ、この辺りは作者様自身も反省されているようですし、これ以上は言うこともないでしょう。
一方の中身ですが、序盤から中盤にかけての流れと描き方は見事であったと思います。赤外線と暗視とサーモグラフィの扱いに多少混乱があったようにも見えますが(サーモグラフィは赤外線感知)それ以外は不備なくアクションを描いていたように思います。実際、読みやすい文章と相まって、クールなアクションを堪能させていただきました。
だからこそ、後半の流れが残念、ということに繋がるのですよね。
ここは素直に『惜しい』という一言で締めくくらせていただこうと思います。


[626] 返信 Name:針井龍郎 Date:2009/11/06(金) 21:32
 こんにちは、針井龍郎です。この度は、拙作に貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。
 私の中での初のSF作品でしたが、それ以上に自分の未熟な点が出てしまった作品だと自覚しております。書きたかったことをほとんど書けなかったという事が、一番の心残りです。とりあえず完結を、と考えてしまったのが間違いだったのではないかと後悔してます。
 本来ならば、設定もまったく違う別作品に生かすべきですが、今回ばかりはもう一度同じ世界観で挑戦しようかと考えてもおります。いつ頃投稿できる予定になるのかは全く分かりませんが、その時は、心温かく見守っていただければ嬉しい限りでございます。

 それでは、それぞれのレビューに対しまして返信を。

>俊衛門様
 設定の小出しに関しては、上手くいっていたようで安心しています。SFはどうしても情報過多になりがちなので、自分なりの対策を施した結果だったので、素直にうれしいです。
 後半の駆け足具合は、今読みなおしても違和感ありすぎてまるでダメですね。読者の方を無視した、自分本意な書き方になってしまっているのが、書いた自分でも分かるくらいですから、相当ひどいのでしょう。
 戦闘シーンに関して、満足いただけたようで良かったです。個人的にはもう少し書きつめたかったので、これからも精進していきたいと思います。

>招夏様
 後半の駆け足展開につきましては、もう言い訳のしようもありません。時間もないなりに、要点だけでもどうにか書きだそうと思ったのですが、かなりの割合で情報不足になっていたようで。
 招夏様の疑問点に関しても、自分の中では満足のいくような答えを出してはいたのですが、それを書きだすだけの実力がどうも備わっていなかったようで。残念でならないです。
 ナミサイドのエピソード、確かにそれも必要ですね。それは完全に自分の頭にはありませんでした。加筆執筆の際にはそれも考慮に入れたいと思います。

>中瀬美嘉様
 やはり後半なんですね。前半はかなり楽しんでいただけた様子なのに、それだけに残念です。もう一度、今度はしっかりと書ききりたいと思ってます。投稿できるのはいつになるか分かりませんが、できましたら、そちらもお目をお通しいただけるとありがたいです。

>鳥野 新様
 丁寧な描写も、裏を返せばテンポが悪くなってしまうんですね。ゆったりするところはそれでもいいかもしれませんが、スピードが求められるところでそれをやったら致命的ですね。気をつけます。アクションは楽しんでいただけたようで良かったです。
 んー。やはり後半の駆け足展開が一番の問題点ですね。悪役も道化役みたいな感じで終わってしまったので、やはり残念です。

>尚文産商堂様
 確かに作中の遺伝子崩壊は完全なるフィクションですが、小規模なものなら起こるかもしれない、そう思って書きました。いろいろ感じてくださったのなら幸いです。

>栖坂月様
 はい、おっしゃる通りです。締め切りに追われていても、それを見せないのが物書きのあるべき姿ですよね。言い訳すらもできないです。今回の展開の速度調節は、意図的ではなくむしろそうなってしまったという方が正しいです。自分でコントロールできなくなってしまった挙句の果てが、あのような結末につながってしまいました。
 あちゃ、暗視装置の考察が足りていなかったです。確認しました、完全に私の勘違いだったようです。ご指摘、ありがとうございました。
 後半の流れ、もっと大切にしていこうと思います。ありがとうございました。


 乱文乱筆にて失礼させていただきます。ご縁がありましたら、今後ともよろしくお願いいたします。それでは。


[643] RE:「闇からの咆哮」針井 龍郎 Name:羽村奈留 HOME Date:2009/11/23(月) 16:10
空いた時間を利用して企画終了後もなお作品を読み続けております羽村奈留でございます。(笑)

37,505文字分の中編を読ませて頂きました。

外見は綺麗でいたい。若いままがいい。万能でいたい。長寿でありたい。
個々の望みを叶えるためには遺伝子操作をすればいいんだけど、目の色を変えてしまえば、モンゴロイド特有の黒い瞳は失われてしまう。
遺伝子操作をした身で出産ともなると、奇形児などいろいろな問題が付きまとう。
それが当たり前の時代に生まれ生活するものにとっては、疑問にもならない事かもしれませんが、「闇からの咆哮」と向き合う読者にとっては様々な思いが込み上げてくるのではないでしょうか。

羽村的に言わせて頂くと、
「今の時代に日本人として産まれてよかった」
です。

投稿お疲れ様でした。
今後も更なる発展とご活躍をお祈り申し上げます。



  


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