<空想科学祭2009>レビュー/感想掲示板



[268] 「抹茶のごとく緑」鳥野 新 Name:空想科学祭2009 Date:2009/10/05(月) 00:25 [ 返信 ]
【題名】抹茶のごとく緑
【あらすじ】
 妖艶な妻の茶道教室が経営の危機に陥った。生徒を呼び戻すためには「幻夢茶」を探すしかない。幻のお茶を探しに行かされた俺は小生意気な通訳兼道案内のティタとともに肉食恐竜のいるジャングルに分け入った。
【名前】鳥野 新
【URL】http://ncode.syosetu.com/n1785i/



[271] RE:「抹茶のごとく緑」鳥野 新 Name:ラヒチ Date:2009/10/05(月) 01:14
これは…!?タイトルを見かけて以来マークしていたのですが、開けてびっくり、冒険活劇ものでした。主人公は妖艶な妻を娶って以来骨抜きにされたトレジャーハンター、まずこの設定が面白い。茶道教室の経営危機を乗り越えるため、伝説の幻のお茶(っ葉なのかな?)である《幻夢茶》を求め、辺境の惑星まで旅立ちます。現地人の少女をナビとして雇い、ジャングルの奥から恐竜の糞の中、はたまた火山口まで突き進む様は、律儀な愛妻家としても見られるし、美女の誘惑から逃れられない等身大の男性として見ても面白かったです。特に、ジャングルのなかでの幻覚現象、事有る毎に妻との一時がフラッシュバックしてしまう主人公、その構成に無理がなく、ピンポイントで当ててきていて、読んでいて笑えました。結末まで無駄がなく、濁りがありません。
タイトルからは、イロモノが来るのかな〜と思っていましたが、ある意味色物、総じて完成された小品という印象でした。面白かったです。安心してお召しあがれ〜。


[272] 抹茶はニガイ Name:秋は戻り鰹 Date:2009/10/05(月) 01:27
 これまた一つ面白い作品が登場した。
 いわゆるジェットコースターノベル。走り出したら最後まで突っ走る。それもまたキッチリ読者を飽きさせない。たいしたものだ。何故か私は最近原作者が残念な亡くなり方をした国民的コミックのドタバタ加減を思い出した。正しくあのアニメのスピード感である。
 妄想・トリップと現実が交差すると共にジャングルクルーズもヒートアップ。それは正しくあのランドのクルーズの如く・・・案内人のティタ、なぞの生物ドルム。いい味を出している。
 結末はきっちり美味しい題名オチ。これはいろいろな意味で笑える。健康や美、精神的安定・・・茶はイロイロと効果を言われるが、醗酵した茶は、つまりはカビているのだから・・・案外漢方茶ってこんなものかもしれない。
 しかし、この作品、主人公の恐妻家(愛妻家であるがどちらかといえば、だ)振りに妙に共感出来る。これは尻に敷かれた妻持ちにしか分からないだろう。


[351] RE:「抹茶のごとく緑」鳥野 新 Name:尚文産商堂 Date:2009/10/17(土) 15:23
冒険がメインのSF作品でした。幻のお茶を取りに行かされる夫と、茶道家元の妻。元トレジャーハンターという夫は、そんなお茶を山奥の死火山のところまでとりに行かされていく。結婚していない私から見れば、尻に敷かれる夫とはこのような状況なのかと思いつつ読ませていただきました。作品全体にも、爽快な感じがあり、最後のところまで読ませていただきました。たた、このお茶の正体を知った時から、奥さんは絶対に飲めなくなると思います。

[368] 感想 Name:中瀬美嘉 Date:2009/10/18(日) 13:40
 これは際だって面白い設定だ。色気たっぷりの奥様の尻に敷かれ、それでも愛し続ける夫の姿は哀愁を誘う。アホが付くくらい前向きな男の冒険譚、なめらかでスピーディ、すらすら読めるのは嬉しいことだ。
 キャラクターだけではなく周りの景色や細かい設定まで無理なくキッチリ描かれていて、相当の手練れだと思われる。こうやってどんどん引き込まれる感じは悪くない。
 肝心の話の流れだが、これも文句なく構成されていて実に面白かった。
 作中やけに緑色が多く、タイトルにどれだけ引っかけていくのだろうかと思っていた。最後のオチも見事。なるほど、緑ね。緑。抹茶色は奥ゆかしく気品の溢れた色なのだが、今回はそうはいかなかったようだ……。


[404] 冒険する天丼 Name:栖坂月 Date:2009/10/20(火) 21:17
いやー、笑わせていただきました。
特に妄想を少女の蹴りで阻害される辺り、しっかりとした笑いの書ける方なのだなーと素直に感心しました。基本的なこの作品の笑い要素は、幻覚にあります。そこを生かす、あるいはすんなりと笑いに結びつけるための前半であったのだろうと感じました。だからこそ色物全開の幻覚が彼らしく映り、そこに対する茶々が自然に見えるという、流れ的にも見事な笑いの方程式です。しかも、同じシチュエーションを繰り返して面白く、外したと思ったら糞へダイブと意表をつかれ、あれよあれよという間にオチへと直行します。この辺りの流れは他の方もおっしゃっているように、ぐいぐいと引っ張られているような印象でしたね。
一方でドルムという生き物に関する生態をしっかりと設定し考察させている辺り、なかなかに見事な手並みでもあろうかと思います。単なるコメディではなく、SFというジャンルの冒険物としてしっかり成立しているのは、そういった細かな配慮が生きているためでしょう。
まぁ、そんな理屈は抜きにしても、楽しい作品であることは間違いありませんがね。


[410] RE:「抹茶のごとく緑」鳥野 新 Name:招夏 Date:2009/10/21(水) 15:06
感想です。

面白かっです。結婚後数年たったルパン三世と峰不二子みたいだと思いました。しかし……うちの冷凍庫に保存されている抹茶……当分使う気になりません。うえ〜(号泣)

幻覚を見せるのが腐肉についたむにゃむにゃで、その解毒剤がむにゃむにゃだなんて……その解毒剤入りの泉の水を常飲してるだなんて〜ううう(涙)知らぬが仏と言ったことろですか。不二子(あれ?本名忘れた。あったっけ?)のことだから、事実を知っても素知らぬ顔で、生徒に使用しそうな気がします。「大丈夫よ〜、おなかは壊さないわ〜」とか言いつつ。

余談ですが、鳥野さんはバイオ系の知識が豊富な方だとお見受けしましたが(私がいただいたコメントからも推測)、もしかしたら、科学全般にお詳しいのかもしれませんね。だって、鳥野 新=ニュートリノでしょ?(あれ?違ってました?考えすぎ?)


[441] 知らぬは放っておけという話かと Name:かーみゅん7号 Date:2009/10/23(金) 03:57
 初めまして、拝読しました。面白かったです。
 タイトルからして色が違いましたね(緑ですけれど)、一体どんな話なんだろうかと惹かれました。そうしたら開けてびっくり、トレジャーハンターですかー。
 女難という設定、何で抹茶なんだという疑問は最後で解消。うーん、お茶も知識的に深いし広いですよね、色々と考えてしまいます。

 会話がぽんぽんとなされて読みやすく読んでいましたが、それ故に語彙重複や「。」抜け、小さいミスが気になってしまったというのを尻目に。あと、会話で状況を説明している感があるので、時々ですが強引に思える箇所がありました(頭がすっきりしている、など、気がつく前にちょっと間がほしい所です例えば)。
 いやー、そんな細かい事どうでもいいかーって事で(笑)。

 楽しく読めました。ありがとうございました。では。


[512] RE:「抹茶のごとく緑」鳥野 新 Name:レイ Date:2009/10/25(日) 17:48
※難しいことはよく分かりませんので印象で書きます。
※失礼がありましたらどうぞ遠慮なくクレームを。

恐竜世界へタイムトラベルする、昔読んだ本を思い出しました。
終始、濃ゆい緑色の熱帯原生林の鬱陶しいイメージに、除湿機を置きたくなります。
しかし、もしかしたらこの鬱陶しさがいいのかもしれないと言う言い訳ができる濃度。

狩人の嗅覚を持つこの夫君を、どうやったら篭絡できるか考えてしまうんですが、
狩人を網にかけてしまった夫人の描写(旦那視線の妄想)が良いですね。
 >自分の身体の凹凸
この部分がデコボコとオウトツのどちらで読んだら楽しいか悩むんです。

苦い抹茶も甘いお菓子も嫌いなので、この勢いのまま別の珍道中をお代わりしたい一品でございました。


[521] RE:「抹茶のごとく緑」鳥野 新 Name:右野前条 Date:2009/10/25(日) 19:21
異星での冒険物ですが、映画を観ているような感覚で楽しませて頂きました。
勢いありきの作品かと思いきや、窮地からの脱出に、張っておいた伏線を利用するなど、構成もきちりとしている。
そのまま目的のモノを手に入れハッピーエンド……冒険物としてはそれでも及第点だが、このオチには見事にしてやられた。
細かい部分の文章に首を傾げる個所は多少あるが、それが気にならないよう読ませる勢いを持っている。御見事。


[571] RE:「抹茶のごとく緑」鳥野 新 Name:俊衛門 Date:2009/10/29(木) 23:20
科学的な何やかんやとか、哲学的などうたらこうたら、とか、そんなしち面倒くさいことは抜きに楽しめました。
キャラクターの造詣もさることながら、なにより異星の生物や見た事もない原住民の漁の方法、茶道の薀蓄と不謹慎なほどのアレンジ(笑)など、細かいところの設定がすごい。これほどのものを詰め込みつつ、まったくうるさくないのがまた良いかと。最後のオチにもやられました。仕事の合間に読んだ甲斐があったw


[577] RE:「抹茶のごとく緑」鳥野 新 Name:憂国万歳 Date:2009/10/30(金) 00:07
楽しい。読んでいて楽しい。
力押しの笑いじゃないところが良いし、描写が疎かになっていないところが良いし、キャラが良いし、構成が良い。職人さんでっすな。
私があれこれ物語に言及するとまだ読んでいない人の楽しみを半減(むしろ消滅)させてしまうので、この作品に対してあるまじき感想で失礼しますm(__)m


[635] 「抹茶のごとく緑」御感想、レビュー御礼 Name:鳥野 新 Date:2009/11/15(日) 10:48
「抹茶のごとく緑」、お読みいただきありがとうございました。
 誤字脱字、乱れの多い文章で読みづらかったと思いますが、お許しください。
 初めての企画参加で、多くの人に読んでいただき感想をいただき本当に感激しました。
 この話は台所の三角コーナーで緑色にカビているレモンを見たときに、「あ〜、抹茶に似てる」と思ったことから思いつきました。捨てるときは粉が舞い散るし……。怠惰で非衛生的な生活もたまにはいいことをしてくれるもんです。御礼の文まで、汚い話ですみません。
 ドルムのモデルは、トカゲ型の腰を持つ竜盤類の中の獣脚類のトロオドンにしました。トロオドンは全長3メートル、立つと成人の男性とほぼ同じくらいの大きさです。(話では立ったときの高さは約2メートルとしましたが)獣脚類の中でも原鳥類という鳥の先祖に近いものに分類されます。それで、本によっては羽毛に覆われて描かれているのですが、私は羽毛(体毛)が無いほうが迫力がある気がしてここでは皮に覆われている設定にしました。歯はわりと小さいのですが、ここでは脚色して「牙」という感じにしています。知能が高かったようです。
 

 それでは、いただいた御感想(レビュー)のお礼を。

>ラヒチさん
 投稿してすぐに御感想をいただきありがとうございました。
 この企画に参加するのは初めてで、本当に右往左往しながらの不安一杯の投稿だったので投稿してすぐに温かい御感想をいただいて、うれしかったです。すごく緊張していたので、全身の力が抜けた感じでした。
 話が停滞しないように、と思って書いていたので、濁りが無いと言っていただき、感涙でした。

>秋は戻り鰹さん
 投稿してすぐに御感想をいただきありがとうございました。
 15禁だし、感想をいただけないのではないかと思っていたので、PCに抱きつきそうになりました。恐妻家という設定は初めてだったので、どんなもんかな〜と不安だったのですが、主人公に共感していただいて感謝です! 恐妻家の男って、ある意味ダンディですよね。

>尚文産商堂さん
 御感想をいただきありがとうございました。
 尚文産商堂さんのように長くストーリーを作っていくことが苦手なので、今回はすっごく長編を書いた気分でした。尚文産商堂さん、良くあれだけの話を構築できますね〜、感心しました。

>中瀬美嘉さん
 御感想をいただきありがとうございました。
 実はご指摘をいただいて初めて気がついたのですが、確かに緑色を多様していますね……。
 ティタの服も眼もそしてジャングルの風景も。全く自覚していませんでした。緑色好きなので。
 しかしあまりにも多すぎますね、今度から色ということも念頭において書いていきたいと思います。
 ご指摘ありがとうございました、それにしても気がついていなかったのが情けない〜〜〜。

>栖坂月さん
 御感想をいただきありがとうございました。
 皆さんの作品が、きちんとSFしているのに私のは「どたばた」というだけでSFとは言えない……。と思っていたので、SFと言っていただいてうれしかったです。
 恐竜とか化石とか(怪獣も)が、大好きで古生物学者になりたいと思った時期もありました。昔の情熱がふつふつと蘇ってきて、このドルムはどのタイプにしようかわくわくしながら設定しました。ドルムの生態の設定について言及していただいて、ありがとうございました。

>招夏さん
 御感想をいただきありがとうございました。
 ルパンと不二子、もったいないお言葉です〜。確かにへーぜんとあの抹茶を飲ませそうですね、彼女。
 バイオ系の知識はそんなに無いのですが、試験管を振っていたことがあるので実際の実験の知識は少しあるかもしれません。でも、今は日進月歩ですから生命科学は思いもよらない展開になっていくでしょうね〜。
 あ、ペンネームは御明察です。ひねくれたもじりですがニュートリノ(ほんとうはnewではなくてneutorinoですが)が元になってます。

>かーみゅん7号さんへ
 御感想をいただきありがとうございました。
 ご指摘のとおり、誤字脱字の嵐、言葉の重複も……。準主人公のティタをティナと書くなんてサイテーです。一度修正したのですが、それでもまだまだ残っていて、お恥ずかしい限りです。
 新参者ですので、皆さん温かい目で見てくださっているのだな(ご指摘いただいた言葉も優しくて恐縮です)、と思いましたが読み直して顔から火が出る思いでした〜。「。」抜けがわからなかったので、また探してみます〜、ああ情けない!!!

>レイさん
 御感想をいただきありがとうございました。
 暑苦しくて、汚物とか出てくる臭う話で、やっぱり暑苦しかったですね〜。もっと、その鬱陶しさをなんか吹き飛ばすような爽快なエピソードが重ねられればよかったのですが、今回はこれで力尽きました。
 凸凹は、どちらで読んでいただいてもいいのですが、私はでこぼことしました。
 字を小さく表示すると、ルビが見にくいので、なるべくルビをふらないようにしたのですが、やっぱり書いておいたほうがよかったのかな〜。御指摘をいただかないと気がつかない点でした。ありがとうございました。

>右野前条さん
 御感想をいただきありがとうございました。
 オチはちょっと軽すぎたかな〜と思っていたので、オチを評価していただきうれしかったです。
 抹茶のごとく、のごとくに「抹茶みたいなんだけど、この緑の粉は抹茶とは似て非なるものなんだぞ〜」という皮肉をこめた言葉のつもりで書いたのですが、どれくらいこれが効果となるのかは全くわからなかったので、言及していただきありがとうございました。
 文章は課題だと思っています……、右野さんなんであんなに上手に書けるんですかっ!!!

>俊衛門さん
 御感想をいただきありがとうございました。
 楽しめた、と書いていただき本望です。
 細部まで作りこまれた設定や、サイエンス〜といった設定をするのが苦手なので、とりあえず勢いで書きました。できるだけ、装飾語をそぎ落としてさくさく読めるような話にしたいと思っていましたが、うるさくないといっていただきうれしかったです。

>憂国万歳さん
 御感想をいただきありがとうございました。
 読んでくださる方に、少しでも「くすっ」としたり、楽しんでいただければ、作者冥利に尽きます。今回のキャラは自分的には動かしやすく、好きだったのでキャラが良いといってくださり感激でした〜。



  


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