<空想科学祭2009>レビュー/感想掲示板



[290] 「地球儀とダンス」憂国万歳 Name:空想科学祭2009 Date:2009/10/10(土) 00:13 [ 返信 ]
【題名】地球儀とダンス
【あらすじ】未確認生命体、UMA、いつの時代も求めて止まぬ欲望が渦巻いていた……。欲求を満たすために奪え! 奪え! 奪え! 注:ほのぼのです。
【名前】憂国万歳
【URL】http://ncode.syosetu.com/n2301i/



[291] 感想 Name:秋は戻り鰹2―1 Date:2009/10/10(土) 02:08
 私は以前彼のことを「トリックスター」と呼んだ、と思う。この作品、その名に恥じぬ、と言いたい所だが、はっきり言おう、イマイチである。
 確かに題名、問題のUMAとそれに引っ掛けた結末(正に読んでのお楽しみではある)、とぼけてくだけた会話、と作者の持ち味を凝縮した作品に仕上がってはいる。しかし、何故か切れ味が平均点なのだ。この作者ならもっと落差とアイロニーに溢れた展開と結末をどうしても期待してしまうのだが、ははん、ほほう、という感嘆符の付かないレベルに落ち着いている。
 それはそれで、この作品が面白くない、と言っているのではない。平均水準以上のSSであることは、この後に続くであろうレビュアーが語るはずだ。私は、この作者なら、と言っている。
 イマイチの理由の具体例を一つだけあげるのなら、冒頭の句読点の排除。折角持っている力を妙な冒険で嘆息に変えてしまっている。「一息ついた」を視覚的に展開したのはよく理解した上での発言と分かって頂きたい。
 これは本編ではないが「出来る限り日本語を―」と作者は読者に「言い訳」もしている。一体作者は何語を持って語っているのであろうか?
 申し訳ないが、期待値が高い作者だけに無意味な蛇足にも苦言を呈しておく。


[344] RE:「地球儀とダンス」憂国万歳 Name:尚文産商堂 Date:2009/10/17(土) 13:29
最初の段落で、息もつかせぬくらいめまぐるしく動いているという躍動感が味わました。船の中で話し合われている見知らぬ誰かとの交信、それに気を取られている間に、これまでとってきたものがすべて取られたうえに、事情聴取まで受ける羽目になる。最後まで一気に読み切る事ができたのは、作品がうまくまとまっているからだと思います。

[355] SFだねー、と感想を Name:かーみゅん7号 Date:2009/10/17(土) 18:41
 面白いなぁ。以上。だめでしょうか、こんな感想。
 冒頭で何じゃこりゃと思いましたが、何かの効果になっただろうか。ちょっと頭を捻りますが、面白かったので許します(とか言ってみますよ)。
 しかし掌編なだけに、何を言ってもネタばれになりそうで何処を突いてよいやらで。感想泣かせ抜群だと思います(汗)。あああれそういうことなの、もしやそんなあんなこんなどんな、と推測で楽しめました。確かに奇術ですね。

 さてでは、失礼しました。


[365] 感想 Name:中瀬美嘉 Date:2009/10/18(日) 08:36
 相変わらず文章も上手い話もよくできているが確かに何かが足りない。ああなるほどねで終わってしまったのはSSとして当然なことなのかも知れないが、それが何であるか答えに窮する。
 UMAとは考えたものだ。
 短いがその中でもしっかりと描写できている辺りは流石。もっと手の込んだものも見てみたいと最後に書いておこう。


[383] RE:「地球儀とダンス」憂国万歳 Name:右野前条 Date:2009/10/19(月) 00:16
面白くないとは言わないが、少々、不親切に過ぎる感が。
実のところ、初見では全く展開が読めず、話を理解できた(と、私が思った)のは、感想のために三度ほど読んだあとだった。
まあ、これは私の読解力不足に因するところもあるので兎も角。
映像を送れない通信で何故に立派と判ったのかといったような疑問や、誤字脱字が散見されるのが残念。


[513] RE:「地球儀とダンス」憂国万歳 Name:ラヒチ Date:2009/10/25(日) 17:48
他の方も仰っておる点には異論ありません。
恐らく『アンド・ワールド』の緻密性とどうしても比べられてしまうのでしょう。
毎度のこと、気づけそうなのに気づけない落ちに悔しがり、文面を遡って確認するという、SSらしい面白みがあります。上手いことミスリードに誘導する文章は相変わらずにくい、ただ、少しオチに頼って作品全体が軟着陸してしまっている点は難点でしょう。


[567] いや、普通に面白いですよ? Name:栖坂月 Date:2009/10/29(木) 16:41
憂国万歳さんも大変だなー、ここまできっちり書いてるのに(笑)
私個人としては、感想だのレビューだのは関係なしに、読者として楽しませていただいた気分です。まぁ、それだけ高いレベルを期待されているというのは、この文章を見れば納得できるところなのですが。掌編としては、しっかりと創られた綺麗な形をした作品という印象です。各所にしっかりと、かつさりげない形で伏線を入れ、重さや硬さの中に軽妙なやり取りを入れて流れやリズムを作り、最終的なオチを会話だけでズバッと示す、まさしくお手本のような印象でした。あるいは、そこが逆に落ち着いている、無難にまとめているような感じに映ったのでしょうかね。もっと暴れろよ的な期待感があるのかもしれませんね。
うーん、よく出来てると思うんですけどねー。
ただ、泥棒行為がアッサリ認められてるように見えるってのは、ちょっとどうなのかなとは思いました。まぁ、抵抗をしている様子もありますし、違法ではあるのでしょうね。掌編ですし、その辺りは気にしないが正解なんでしょう。
いずれにしても、面白かったのは明確な事実でした。


[618] RE:「地球儀とダンス」憂国万歳 Name:水色ペンキ Date:2009/10/31(土) 23:48
19世紀英国人「アジアで珍獣を発見したぞ! 持って帰る!」
19世紀清国人「やめてー」
大英博物館は入場無料! ノーブレスオブリージュ万歳!

閑話休題。さて本作品、所々散りばめられた引っ掛け、最後のシーンの大回転、いずれもよくできていると思います。惜しむらくは、虎視眈々と読者の首を狙う作者、藪に潜むのが長すぎたかという印象です。前半部、伏線を張りつつも、もう少し揺さぶりをかけてきて欲しかった。全体として、ペコちゃんの口元みたいな構成になって、いる、ような?

オチに向かって全てが収束していくところは見事でした。ともかく、もしかして主人公がUMAとして連れ去られたりするんじゃ……という怖い想像はキャンセルできて一安心(笑)



  


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