<空想科学祭2009>レビュー/感想掲示板



[59] 「光指す未来」栖坂月 Name:空想科学祭2009 Date:2009/09/03(木) 17:34 [ 返信 ]
【題名】光指す未来
【あらすじ】月面での開発が進む中、人類は未知の鉱石を発見する。当初宝飾品として注目されていたのたが、結晶化する際に映像を写しこむ特殊な性質があることに気付いた。
【名前】栖坂月
【URL】http://ncode.syosetu.com/n8896h/



[61] RE:「光指す未来」栖坂月 Name:坂本伊能 Date:2009/09/03(木) 18:34
私自身歴史好きなのでそれに対するロマンというのは……まあ置いておきまして。
成る程、最後の方の台詞で「えっ?」と思わせられ、裏をかかれました。
そういう事か、と理解した直後に前書きを思い出し、敗北感を覚えた次第です。
敗北感で頭を抱えたのは久々でした。

しかし突っ込み所の多い作品です。突っ込んで良いのかどうか……。


[67] RE:「光指す未来」栖坂月 Name:尚文産商堂 Date:2009/09/03(木) 23:56
全てのものには理由がある。それが、いかなるものでさえ。
地球人以外から見た報告書という前半部分と、それに対応する形で展開される後半部分。過去を切り取り未来へ運ぶ姿は、さながら写真のようなものだと思います。"写真は静的に過去を運び、動画は動的に過去を連れる"という、どこぞの哲学者の言葉を思い出しました。この作品も、静かながらも過去から未来へと流れていく過程の一部を切り取っているように見えました。

[70] RE:「光指す未来」栖坂月 Name:憂国万歳 Date:2009/09/04(金) 20:24
『人類がその石を発見したのは、偶然であり必然である。』
 この一文に尽きます。やられた。やけに俯瞰的な文章だと思っていたら、そういうことだったのか。
 過去を見ることができるようになった人間に起こる変化が面白い。三千字ちょっとと、企画の下限に肉薄する本作ではありますが、読み応えは十分です。


[99] RE:「光指す未来」栖坂月 Name:オロチ丸W0632A HOME Date:2009/09/08(火) 00:33
 突っ込み所は多かったですが、面白かったです。
 僕が浅学な為に、分からなかった部分もありますが、突っ込み所というのは、
・距離がかなりあるのに、地上まで鮮明に写っているものでしょうか?
・月から見えない状態で、起きた事件や事故の方が、僕は多いと思いますが、その辺りどうなのでしょうか?
 等ですが、ネタバレになりそうなので、これ以上は言いません。
 
 ただ、折角ですから、もう少し詳しく、描いて欲しかったな、と思いました。
 例えば、僕は浅学故に、仕組みが分かりませんでしたが、地上まで鮮明に写る仕組み、等です。
 いや、前半の報告書を書いたキャラに取っては、常識なので書かなかった、と言われればそれまでですが。
 
 突っ込み所は多いですが、想像が色々と膨らむ、面白い作品でした。
 後日談といいますか、この先の話を読んでみたいな、と思いました。
 では、失礼致します。


[156] 感想 Name:中瀬美嘉 Date:2009/09/21(月) 11:19
 ツッコミ云々に関しては、他のレビュアーから出ているので敢えて言うまい。
 構成やオチは私好みである。
 難しい話だと思わせておいて、実は。こう言うのは書けそうで書けないのだ。
 実際、石の説明のくだりは微妙であるが、発想は面白い。前半の論文らしきものと、後半の会話のバランスもなかなかである。
 彼らが人類と遭遇するとき、何が起こるのかと余韻に浸るのもまた一興であろう。


[166] 火星人がやってきた Name:秋は戻り鰹 Date:2009/09/22(火) 10:26
真っ先に言う。私はコレを読んである古典的SFを思い出した。そう、火星人襲来、正確には「宇宙戦争」である。きっかけとなるガジェットも同じ「写す石」。火星人は水晶を通して地球を観察していた。そして地球人の劣等を知り乗り込んでくる。さて、この作品は?
いやはや、素材は同じだが調理が違う。宇宙人の「善意」を地球人が「悪意」と取る、異文化コミュニケーションの難しさ。宇宙人を扱ったSFにはそんなテーマも散見するが、本作もそれを暗示させている。
ウェルズ氏の火星人は自分たちの不毛な世界から新世界地球を見て、あのスペインやポルトガル人のようにやってくる。原住民にとっては火星人もスペイン人も同じだ。侵略とはされる側から見ればそんなもの。そして「光指す・・・」では宇宙人は少なくとも友好的に見える。ファーストコンタクトの意味は果たして何を示すのか?地球人がそれを新大陸のスペイン人やウェルズ氏の火星人と同義と感じないことを祈るばかりだが・・・。


[217] RE:「光指す未来」栖坂月 Name:招夏 Date:2009/09/28(月) 21:56
 すべてを記憶する鉱物…発想が面白いと思いました。しかし、どんだけの大きさなら何万年もの記録ができるのかと石の大きさを考えてしまいました。実は月自体がレコーダーだったとか言ってもよさそうですよね(笑)
 さて、私の疑問は、事実がすべて分ったとして、人々は歴史を「つまらないもの」として見捨ててしまうだろうか…という一言です。別な英雄が出てきたり、ヒットラーよりも悪者じゃんって人が出てきたりして、逆に歴史学者は盛り上がりそうな気もします。
 とさか…やってきた宇宙人はニワトリみたいなやつなんですかね(笑)。まぁ、魚っぽいよりはいいかな。できればハンサムな宇宙人希望(トリでもトリなりに…)
 


[256] RE:「光指す未来」栖坂月 Name:ラヒチ Date:2009/10/04(日) 19:13
《ムーンパール》という魅力的な装置を使い、幻想的かつ科学的機能を持ったそれの描写、またその周囲を描きながら、半ばにして突如転調。意表を突かれたのは認めますが…う〜ん、やはりこれも別の作品と同じ印象、即ち作者自らの手で作品を小さく、限定させてしまったと感じました。BパートがAパートを内包するという構成を取っていますが、これは本当に技術的にも難しい手法であります。SSと呼ばれる類の作品を、わたしが読んだことないせいでもあると思うのですが……オチで驚かせようとして、結果せっかく書いた作品を作者が殺してしまうのは見ていてもったいないなあと感じてしまうのです。

[376] RE:「光指す未来」栖坂月 Name:右野前条 Date:2009/10/19(月) 00:08
観察者としての視点から描かれているため、SFの主要な魅力のひとつである新発見、その臨場感がほとんど感じられないのが残念。
私見ではあるが、人類視点から『ムーンパール』の発見から研究、驚愕といった一連の流れを中長編で描いて、
例えばOPとED、或いは随所に、本作の異星人視点を配する……といった形式であれば、化けたのではないかとも思う。


[633] ありがとうございました Name:栖坂月 Date:2009/11/10(火) 10:21
遅ればせながら、ここでいただいた有り難いレビューの数々にまとめて個人的な返信をさせていただきたいと思います。こちら側の勝手な都合とはいえ、お一人ずつへの返信でないことはご容赦ください。いや、五作も投稿した自分が悪いんですけどね。
全体として、この作品は発想ありきの作品でした。そしてその中心となる発想が、面白いんだけど今一つ煮詰めの甘い状態のまま形にしてしまったという側面の強い作品なってしまっています。話作りも良く言えば定番、悪く言えば捻りのない代物で、せっかくのアイデアを活かすための努力が足りていなかったなーと反省しております。一応、書きたいと思っていたことの最低限は押さえていると自負していますが、もう少し何とか出来た、あるいはするべきだったのではないかと感じている自分がいることも事実ですね。
そうそう、憂国万歳さんが文字数に触れていますが、実は最低文字数を意識して書いた作品ではありません。当時の私は短編との境界である6000字は意識していましたが、最低文字数は記憶にもありませんでした。ここでのレビューを見て、危なかったことに気付いたという情けない有様です(笑)
いずれにしても、この未熟な作品に過分で過剰なレビューを並べていただきました皆様には、心から感謝したいと思っております。特に掌編は上手く書けたという実感がありませんでしたので、ここで得た経験とお言葉を胸に、更なる精進を重ねたいと思っています。
ありがとうございました。



  


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